「周遊きっぷ廃止」に寄せて

当方がまだ学生時代だった1980年代。
鉄道旅行は、まだ時代の主流たりえたわけだが、そのシェアをバスや航空機に奪われ始めていた時期でもある。

その中にあって、いわゆる「ワイド周遊券」は、鉄道ファン/特に旅を主体とする鉄道ファンの総称である「乗り鉄」御用達の特別なきっぷでもあった。何しろ、北海道/九州/四国の島内全線が特急自由席までなら乗り放題。まだ当時は夜行急行なども走っていたので、途中駅で上下を切り返せば乗車駅に早朝に着き、宿代を節約できる、優れものだったのである。

現在の「周遊きっぷ」スタイルになり、今までより、買いにくく感じたのはわたしだけではあるまい。周遊区間までの交通機関が選べるのはいいとしても、距離の制限や割引の悪さなど、利用客に訴求する「何か」が足りないようにも感じられた。

おそらく販売実績自体も「周遊券」時代より悪化しているから、廃止ということになるわけで、これから列車での乗りつぶしや大掛かりな鉄道旅行がやりにくくなる、ひいては、観光にも大きく影響しかねないことにもなりそうだ。乗り鉄受難の時代が始まろうとしている。

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