負ける勝負をなぜやった?!

 フジテレビVSライブドアの「株式国獲り合戦」は、フジテレビのTOB(公開株式買い付け)が成功裏に終わったことで、フジテレビ側の、ニッポン放送に対する議決権が消滅し、ニッポン放送からフジテレビをコントロールしようとしたライブドアのもくろみはほぼ風前の灯である。
 時間外取引の「うまい」使い方で、そのダーティーさ加減をよりいっそう増幅させてしまった感のあるライブドア・堀江社長。昨年からの一連の彼の動きには、ほぼすべて負け試合の様相が漂っているにもかかわらず、不屈の精神(負けず嫌い?負けを認めない?)であわやというところまでもってくるだけの行動力には目を見張る。
 なんといっても、プロ野球球団新設に真っ先に手を上げながら、後発の同等企業に油揚げを掻っ攫われた一連のどたばた劇に見るまでもなく、やっていることそのものは「業界をよくしよう」というフロンティア・スピリットの現われから来ていると見る。だから、ネット専業のライブドアが、放送業界と結びつけば、どんな新展開があったのか、楽しみでもあった。
 しかし終わってみれば(彼の中ではまだ終わってないでしょうが、これ以上の悪あがきはやめられたほうが・・・)、ほぼ筋書き通りの流れ。もちろんライブドアは、異端児扱いされ、経済界の中でその立場を悪くしたことはほぼ間違いない。しかも、株式所得にかかった多額の債務(800億とも言われている)が今後のしかかってくる。ああまで言った以上、ライブドアがニッポン放送株を簡単に市場に放出するとは思えず、塩漬けのまま、借金だけを返していくことになりそうである。
 「命かけてる」という発言は真剣そのもの。だが、彼の、去年からの流れはいつも「二着」あるいは「着外」。それも今回の負けは、ただの負けでは済まされない。会社存亡までかける必要があったのかどうか?それでも、勝てない勝負を仕掛け続けるつもりなのだろうか?「経済界のハルウララ」になりつつあるライブドアに、勝利の女神は微笑んでくれるのだろうか?

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