彼を突き動かしたものはなんだったのか?

 NHKのチーフプロデューサーが、自身が制作した番組に改変が加えられ、その背後に政治家の圧力があったとして、公表するという出来事が、NHKと、政治家の隠れた関係を浮き彫りにしたとして、あちこちのマスコミはいろいろたたいているようである。
 しかし、よくよく考えると、「改変した」のは果たして圧力に屈したからなのかどうかは疑問である。「まあその辺は良しなに」的な発言を圧力と履き違えて改変したのはNHK側であり、もちろん、政治家は圧力をかけたとは考えていないと見られる。要するに、びびっただけのことなのだ。
 チーフプロデューサーに逆風が吹いているのは、NHKの社内問題を、外部の政治家がかかわったように発言してしまったことにある。政治家がどういおうが、番組を変えたのはNHKであり、政治家の指示命令とは違う。お家騒動に関わりをもたれている政治家2名にとってははなはだ迷惑千万なのは心情としてよくわかる。
 ではこの時期にどうして彼は発言しようと思い立ったのか?それも4年近く前の番組についてである。上層部に言論という刃を向けた以上、彼が社内に残れる確率はかなり低い。残ったところで、出世コースからはずれ、閑職を縦にするだけだ。転職先が決まっているか、脱サラが決定しているか、さもなくば、身元引受人的な「誰か」が言うように仕向けたか・・・。真相はなぞである。
 「言いたいことは明日いえ」という諺がある。一時の心情に任せて何でもかんでも放言するのではなく、一日間をおいて、よく咀嚼して、発言するべきだという意味だ。4年間、彼はどうして口をつぐんでいたのか、そしてなぜ「今」なのか?そのあたりのなぞも知りたいところである。

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